「愛国心」明示の方向 教育基本法改正で与党(産経新聞)
「愛国心」をエキサイト辞書で調べてみると、
こんな結果となりました。ということで、「愛国心」とはなんぞや、という話になります。
愛国とは愛国とは昭和天皇のお言葉で言えば「子々孫々の繁栄」を図ると言う事だそうです。ところが、現在の与党の主張に依れば「国(=国家)を大切にする」と言う事らしいです。なんか、全然違いますね。
昭和天皇のお言葉を私なりに解釈したら、
「どのような状況であっても、後世の人々のためによい事を行う事」
といった感じでしょうか。
それに対し、与党の主張を解釈したら
「政府に対し、盲目的に敬え」
と主張しているよう思えるのですけどね。どうも政府は、太平洋戦争直前・最中に声高に叫んでいた、「愛国心」を現在に蘇らせようとしているよう思えるんですよね。それって言うのは、「国粋主義」以外の何物ではないと思うんですけど。
要は、現在の政府に求心力がなくなったのを自覚して、「愛国心」という体のいい言葉を用いて、強制的に政府に反論しないようにしよう、としているように感じます。(政府に)都合のいい国民を作っていこうとしている。
ちなみに、私は「愛国者」ではないです。というか、「愛国者」などといわれるくらいなら、「非国民」と言われた方がマシだ、と思うような人間です。
[追記]
それにしても、政治業者はよく「愛国心」という言葉を売り文句にしますが、どうしてなんでしょうかね。あと、右翼とか。